未経験の転職コラム

2016年7月19日

超実例!飲食店スタッフがデザイナーを目指すときの自己PR

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超実例!飲食店スタッフがデザイナーを目指すときの自己PR

何かと迷う自己PRの作り方。
とくに未経験の業界や職種に挑戦するときは、なにをアピールすればよいのか考え込んでしまうという人も少なくありません。

そこでこのシリーズでは、実際に未経験の業界・職種を目指す人の実例を取り上げて、
自己PR作成のポイントを解説していきます。
ご自身の自己PR作成のヒントにしてみてください!

飲食店スタッフがデザイナーを目指すときの自己PR

現在派遣で短期の仕事を転々としながら正社員のポジションを探している。大学・専門学校卒業後フリーターとして過ごしていたがそろそろ正社員として働きたい。20代中盤に差し掛かり、追いかけていた夢をきっぱりあきらめ就職活動を開始している。
・・・このような方々の前に立ちはだかる壁が実務未経験であるということです。

応募先が基本的には未経験となるため、アピールできることがないと思っていたり、また逆に、とりあえずアルバイトや派遣の仕事を誰でもできるような仕事として当たり障りのない説明するだけに終わってしまっているケースが非常に多いです。
なんでもないような仕事でも伝え方を工夫するだけで、ポテンシャルを感じる人材であると評価される可能性は十分にあります。
実例を紹介すると共にコツをお伝えします。

【実例:Aさんの場合】

25歳、高校卒業後、アルバイトをしていた飲食店にそのまま社員として就職。とあるきっかけでWebディレクターの方と知り合い自分もその仕事をしたいとWEBクリエイティブスクールに通っている。そろそろスクールを卒業するのでこれを機にデザイン系の職に就くため就職活動中。

当初Aさんの自己PRは、『店長補佐ではあったが実質は店長業務とほぼ変わらず色々任せてもらっていた。メンバーをまとめる経験などリーダーとして経験があります』という内容でした。正社員の飲食店を応募するのであればまだ良いのかもしれませんが、今回はデザイナーポジションです。面接官としても実務未経験なのはわかっているが、デザイナーポジションを受けるに当たって、店長経験やマネジメント経験を具体事例もなくアピールされても評価のしようがありません。
Aさんは改めて、デザイナーと何かしら接点を持てる経験を振り返りました。その結果次のような自己PRに変わりました。

『ある売り上げが低迷している店舗に配属された際に、お客様の目に触れる部分を改善したところ、大きく売り上げを上げることに成功しました。私が配属された当初、改善ポイントとして目を付けたものが、券売機でした。まず初めに券売機の至る所に貼られていた近所の店のビラを全て綺麗に剥がしました。商品を注文いただく際にお勧めの商品を見つけやすくするためです。また他店の券売機もリサーチし一番利益率の高い商品を券売機上で一番目につくところに設置しなおしました。そして売れ行きの悪かったメニューは販売停止にし、その代わりサイドメニューである商品に画像をつけました。これを行った結果売り上げが倍増しました。これはUI(ユーザーインターフェース)が如何に重要かを改めて認識させられるきっかけでした。この成功体験を生かし、日々いかにしてお客様目線でデザインするかを意識しながら業務に取り組んでいます。スクールでならったwebデザインスキルの経験のみですが、自分が持つUIの視点は御社でもデザイナーとして貢献できると思っております』

いかがでしょうか。少々強引な感じもしますが当たり障りのない業務説明より遥かに良いと思いませんか。
職種は全く違ってもどのような仕事をしてきたかを説明する機会が面接にはあります。ここではあえてチャンスだと思うことが重要です。
もちろんAさんの場合はWEBクリエイティブスクールに通っているため、そこで制作した作品や学んだスキルが応募先でどのように活かせるかを自分なりに考えてアピールすることは大切です。
しかし、全く実務未経験を受けるにあたってはこのように、過去の自分の経験をなんとか応募企業と結び付けて考えてみるとよいでしょう。

ここがPOINT

応募先のポジションと過去の経験との
接点を見つけること!

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